株式会社エフエム御殿場（静岡県）
代表取締役　浅野　健 様
http://www.863.fm/
【業　種】情報通信業

今回は、静岡県御殿場市のコミュニティ放送局である、株式会社エフエム御殿場様に訪問してきました。富士山GOGOエフエムの愛称で親しまれているエフエム御殿場様ですが、ラジオ局を運営していく中で生まれる課題や悩みが、nanotyを活用することでどのように変化してきたのかラジオのパーソナリティも担当されている柳田様（写真右）、渡辺様（写真左）にお話を聞かせていただきました。

開局のきっかけは2011年3月11日の東日本大震災

いつから富士山GOGOエフエムは放送されていますか、また開局に至った経緯とは？

放送は2014年3月21日からスタートしました。

開局に至った経緯としては、三島市、沼津市といった周辺の市町が放送局を開局し、観光・イベント・防災関連の情報配信がスタートしていったことや、2011年3月11日に起きた東日本大震災が大きなきっかけとなり、プロジェクトを立ち上げ開局まで動き出していきました。

ラジオというと「番組」をイメージしますが、番組の制作について教えてください

実はコミュニティ放送局では、1週間の放送時間のうち、50%以上は地域に密着したオリジナルの番組を放送していかなければならないんですよ。富士山GOGOエフエムでも全体の60%がオリジナルの番組となります。それぞれの番組の間には、ミュージックバードというコミュニティFM向けの配信サービスを利用して番組を構成しています。

番組で使われる地域の情報などはどのように集められていますか

市民の方や企業からイベント情報などをいただくこともあったり、こちらで調べて取材に行ったり、リポートしたりしています。生放送の中で取材やリポートした内容が放送されています。ちょうどこのインタビューの前にもお肉屋さんから生中継をしてきました！
あとはゲストの方に登場していただいて話を聞いたりしています。

特に人気のあるイチオシの番組などはありますか？

パーソナリティ別にカラーがあるので、それぞれにファンがいますね。ちょうど今放送中(水曜12:00～14:00)の山本弘美さんは可愛いのでファンの方がたくさんいますよ！
アーティストの方も番組を持っていますので、ファンの方が聴いたり、実際にラジオブースを観にきたりと、どの番組も人気がありますね。

社内の風通しを良くし、意識の方向性を同じ向きにしたかった

ここからはエフエム御殿場様を管理する立場である大庭様も交え、管理職と現場でnanotyがどのように活用されているかお話を聞かせていただきました。

nanotyを導入する前に抱えていた課題とは

2014年3月から開局したが、その年の12月から翌年の1月は存続の危機の状態でした。社員、パート、パーソナリティの勤務時間が異なることから、みんながそれぞれで集まるだけで、会社としてはバラバラになっていました。社員は会社の売り上げ等の関心は低く、放送ごっこをしていただけでした。また、曜日によってパーソナリティとディレクターが異なるため、取材やリポートをお願いする際にも、別の曜日のディレクターを通じて話をすれば早く決まることが、一からアポイントを取るなど、時間の意識の低さや効率の悪さが目立ちました。そういった状況を改善するために、当時はメールで社員と日報のやり取りをしていましたが、社員と管理職の間では情報共有が出来るものの、他の社員が何をしているのか情報共有が出来ず悩んでいました。

nanotyを導入したことで社内に変化は起きましたか

導入するにあたり「社員全員の意識のベクトルを合わせたい！」という想いがありました。現在導入してから半年が経ちますが社員一人一人が「誰のために」「何のために」「会社がどう動こうとしているのか」を理解し始めてきました。情報のキャッチボールが出来はじめ、前に進みはじめました。ラジオ局なので、時間のすれ違い、曜日のすれ違いがあり、社員が毎日顔を合わせることはありませんが、nanotyが顔合わせをできる場になりました。

また、nanotyに作業時間と作業内容を入力するようになったため、時間の意識ができるようになってきました。これまで10分番組の編集に3時間以上もかかっていたものが、時間の意識から制作時間の短縮につながりました。この業界では『時間効率＝経費削減＝売上の向上』となるため、
nanotyの日報明細機能はこの会社にしっかりとハマりました。社員が自ら考え、自ら行動すると会社は劇的に変わっていきます。

nanotyを活用してみて便利だと思った機能などはありますか

日報の中で困っていることや悩みを共有することで、みんなからアドバイスやコメントがもらえるので問題解決まで出来るようになりました。あとはコミュニティ機能が便利でした。みんなに会議通知や情報を共有する場合に、メールをすることなく、情報を共有できるのは便利で良かったです。入力方法もシンプルで分かりやすかったので、あまりパソコンに詳しくない私でも入力することが出来ました。

nanotyを1日のどんなタイミングで活用されていますか

社員の日報は外出時や放送終了後などの空き時間にスマートフォンから見ています。日報を書くタイミングとしては業務の終わりに書くことが多いですね。日報の登録はスマートフォンかパソコンとなります。

エフエム御殿場様にとってnanotyとは・・・