はじめに
株式会社エストリンクス(静岡県静岡市)は、2012年の創業以来、SNSプロデュース・コンテンツマーケティング・メディア運営など、WEBプロモーションを総合的に支援しているデジタルマーケティング会社です。
これまで全国で300社以上のデジタルマーケティング活動を支援、上場企業の案件実績も多数あり、静岡から全国の企業をサポートしています。
今回取材に応じてくださったのは、安藤 悟 代表取締役社長。
nanotyを導入するに至った経緯と、その後の変化を伺いました。
目次
【導入目的】“不便”を解消し、活用できる日報へ
いままではグループチャットを使って日報を運用していましたが、
・過去の日報や見返したい内容があっても探すのに時間がかかってしまう
・投稿数が増えると追いきれない、確認しきれなくなってしまう
という課題があり、マネジメントしづらい状況となっていました。
社員からは、情報の流れが速いチャットツールでの日報運用となるため、日報コメントのラリーが続いている間に、別の社員の日報が投稿されることもあり、割り込んでしまったら申し訳ないという気持ちから、日報をあげるタイミングが難しいという声もありました。
nanotyを選んだ理由とは
導入にあたり、いくつかの日報ツールを比較検討しました。
その中でもnanotyはコストが安価であること、さらにインターン生などの一時利用者も活用でき、情報を残しておけること。社員別に日報を遡ることができることなどが選定の決め手となりました。
正直、日報専用ツールでそこまで変わるのかと半信半疑でしたが、過去の日報や見返したい内容が探しやすく、「誰が誰に」、「誰が何に」興味があるのかも分かりやすくなり、導入して良かったと感じています。
【成果1】モチベーションの可視化がマネジメント向上に
nanotyは、リアクション機能やコメント機能がありSNSのような感覚で使えるため、お互いの日報にアクションを起こしやすいです。
誰が誰の日報を見ているのか、誰が誰の日報にアクションを起こしているのかがアイコンですぐわかるし、“最近よく日報を見ているな”とか、nanotyからモチベーションが可視化できることでマネジメントに役立っています。
いままでのグループチャットに比べ、管理や確認する工程も簡単になり、マネジメントがあきらかに楽になりました。
【成果2】日報を読む習慣がエンゲージメント向上に
グループチャットの日報では、新しい日報が追加されると過去の日報がどんどん埋もれてしまうため、お互いの日報を読むという習慣があまりありませんでした。
その点nanotyでは、未読の日報や日報コメントなどもフィルタリングして表示されるので確認しやすく、お互いの日報を読む習慣が定着してきました。
また、テンプレートを使うことで書き手側は書きやすく、読み手側は読みやすくなり、日報を読んでその人に感想や意見を伝えやすくもなりました。
グループチャットの日報は、チャットという特性上、人に向けて発信するような感覚で、nanotyの日報は自分にむけて(内省)発信するような感覚の違いがあり、個性がよく反映されるようにもなりました。
全体的に社員のエンゲージメントが向上していると感じます。
【成果3】人事評価やインターン生の管理にも活用
グループチャットの日報では、過去の日報や見返したい内容があっても探すのに時間と手間がかかり非常に不便でした。
その点nanotyは、人別や日付別で検索や絞り込みができるため、評価面談等で過去の日報を振り返る際にとても便利です。
退職者オプション機能でインターン生の情報を残しておけることも助かります。毎年インターン生が変わるため、前年の成長を確認しつつ今年に活かすことができます。
上司や仲間が、日報から気になる点やメッセージ性を拾ってくれることは励みになるし、フォローされている実感が高まりモチベーションアップにも繋がっています。
【成功のポイント】
nanotyへの理解が深い担当者をアサイン
もともと日報を書く習慣はあったので、日報を書くことに対しての抵抗はなかったですが、社内で新しいシステムの導入に協力してくれる社員がいることは大きかったですね。
聞けば教えてくれる人がいるという安心感はあったと思います。
現段階でnanotyの機能をすべて使いこなせてはいないですが、自発的に新しい機能を試している社員もいますよ。
【今後の展望】AIを活用した取り組みを試してみたい
管理職が部下の日報を分析して考える時間や手間、追いきれない部分をAIが補ってくれるととても助かります。
プレイングマネジャーは特にフィードバックにあてる時間がなかなか取れないので、そのあたりをAIに補佐してもらいたいです。
今回nanotyの新機能で、1週間の活動や1ヵ月の成長記録をAIがレポートにしてくれるとお聞きしたのでぜひ試してみたいと思いました。